2024/01/20
成功するための作業服選びの秘訣
昨今では様々な機能、素材、デザインの作業服が販売されており、企業にとって作業環境の改善や、意識改革、従業員のモチベーションアップ、人材獲得、宣伝効果など様々な効果が期待できます。
多種多様な商品があるために、目移りしてしまい、商品がなかなか決められなかったり、また時間と労力を掛けたのに、社内では不評で社員が着用してくれないなんて事もあります。今回は、そういった問題が起きないよう、また、より長くご愛用いただくために、成功するための作業服・制服選びの秘訣をご紹介します。
1.作業服選びの重要性
企業として、従業員の安全確保は最重要課題であり、最も優先するポイントでもあります。最適な作業服は、作業中の事故や怪我から身を守り、労働環境におけるリスクを最小限に抑える役割を果たします。また、作業服は安全面以外にも効果を発揮します。例えば、特定の仕様や素材の作業服は、動きやすさや通気性があったり、作業の効率を向上させます。
さらに、作業服は企業イメージの一環となります。統一感のある作業服は従業員の専念心を高め、プロフェッショナルな印象を顧客に与えます。総じて、適切な作業服の選定は従業員の安全性、効率性、企業イメージの向上に貢献し、組織全体のパフォーマンスを向上させる要素となります。
2.作業服選びの秘訣
2-1 素材
基本的にはポリエステルと綿の混率です。
【ポリエステルの特徴】
・シワになりにくい・乾きやすい・軽い・色落ちしにくい・
・摩擦や引っ掻きに弱い・火に溶ける
【綿の特徴】
・摩擦に強い・火に強い・肌触りが良い・重たい・乾きにくい・シワになりやすい
素材の特性を理解した上で作業内容と環境を見つめなおした上で最適な混率を選ぶことが大切です。
防寒服の場合は、上記の素材に合わせてナイロンもあります。
ナイロンについては、ポリエステルとほぼ似ていますが、摩擦や引っ掻きには強いです。
2-3 機能
最近では多種多様な機能がありますので、ご紹介します。
・帯電防止
ポリエステル高混率の素材にはほぼ入ってますが、導電性のある糸を入れることで、体内の静電気を外に放出します。これにより、静電気によるスパークを防ぐ等の安全面と、精密機械を扱い現場では商品への悪影響を取り除きます。
・吸水速乾性
水分を素早く吸収し、素早く乾かします。汗をよくかく夏場に重宝される機能です。Tシャツやポロシャツは一般的な機能ですが作業服にも備わっている商品があります。
・通気性
風通しの良い素材・デザイン。メッシュ素材などが一般的ですが、最近では凹凸のある素材そのものに通気性が備わっている生地もあります。夏は清涼感がありサラッと着用できます。
・ストレッチ性
生地に伸縮性があり、動作性が向上します。ストレッチにはポロウレタン系とポリエステル系の2種類があり、ポリウレタン系は伸長率が高いですが、劣化しやすいです。逆にポリエステル系は伸長率はポロウレタン程ありませんが耐久性は高いです。
代表的な機能は上記4項目ですが、その他にも、汚れが付きにくく落ちやすい防汚加工、消臭、防水、洗濯耐久性、より燃えにくい耐火性など、様々な機能があります。
作業環境や従業員様のご要望に合わせて、機能を取り入れていくと良いでしょう。
2-4 サイズ感
胴回りや腕回り、腿回り(ノータックとワンタック)、股上などもメーカーや商品によって変わってきます。
従業員様の年齢層によっても、ユッタリと細身の好みが分かれやすく、取り纏めは難しいですが、細身とユッタリを選べるシリーズもあります。また、立体裁断で動作性を向上させたデザインにすることで、サイズ感をカバーしている商品もありますので、色々な商品を、複数名の従業員様に試着してもらうことをお勧めします。
2-5 デザイン
単色のデザインや2色以上の配色デザイン、カジュアルテイストやスポーティなデザインなど、昨今の作業服はデザインも多種にわたります。どれもカッコよく見えたりしますが、まずは企業として、どういったイメージを目指すかを明確にしてから進めると良いでしょう。
イメージについては、活動的や迅速、高級感、安心感など抽象的でも良いと思います。
2-6 継続性
どれだけ企業イメージに沿った商品でも、廃番傾向であったり、生産数が極めて少ないなど、継続性が見込めない商品では意味がありません。最近ではそのシーズン(年)のみの限定生産商品も多々ありますので注意が必要です。
カタログから選ぶ場合は、できる限り前の方に掲載されている商品を選ぶと良いでしょう。また、販売代理店に確認してもらえれば確実です。
2-7 在庫状況
継続性と関わる部分ではありますが、メーカー在庫が充分あるかは事前に確認されると良いでしょう。
在庫が充分あれば、継続性もあると判断できますし、シーズン途中の追加発注も問題ありません。
また、在庫数と合わせて、次回の入荷予定も確認できれば良いと思います。メーカーが在庫を充分確保していながら、追加の生産数も出ていれば、それだけ販売している実績があるという事の目安になり、また、在庫切れを起こす確率が格段に減るので安心です。
こちらも販売代理店に事前に確認してみましょう。
3.まとめ
作業服・制服の切り替えには、規模の大きさ関係なく、非常に大きな労力と時間が掛かります。だからこそ、最適な商品を見つけて長く着用していただきたい思います。
方向性と、安全性、作業環境を考慮した上で、役員の方も従業員様も喜んでもらえるような作業服・制服選びの一助になれば幸いです。
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